もう看護師が残業代で悩まないためには

看護師が残業代で悩まずに済むためには、やはり残業自体を極力行わなくて済むよう努力することが欠かせない。残業が当たり前になればそのぶん残業代が発生し未払いなどの問題も出てくる。就業時間内にいかにして仕事を終わらせるかが残業問題を解決する鍵となるので、部署内でもよく話し合っていくことが必要だ。
残業を減らすには、まず勤務開始直後に情報収集の時間を設けることが大切になってくる。特に看護師は情報収集のために前残業を行うことが多いので、この時間を終業時間内に設ければ前残業に関する残業代問題は大幅に解決するだろう。始業後15〜20分を情報収集の時間とすることで、前残業の現状を根本的に解決できるだろう。業務分担を行って連携して仕事を行うというのも大切なことだ。看護師同士が連携して仕事を分担すれば、それだけで一人一人の負担が大幅に減る。通常業務の負担が減ればそのぶん時間に余裕ができ、看護記録の作成時間なども充実するだろう。必要な仕事を残業ありきではなく勤務時間内に済ませられるため、部署全体で残業時間を削減していける。
看護記録をわかりやすくするというのも残業及び残業代削減に大きく貢献するだろう。看護師にとって看護記録は大切な情報収集のツールであり、これが見やすくわかりやすければそのぶん情報収集にかかる時間を減らせる。必要な情報を素早く収集できるよう看護記録のフォーマットを整えて置けば、仕事の効率もぐんと上がるのだ。